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塩を送る


本日が、戦国時代に武田氏が塩をおくった日とのことなので、すこし掘り下げてみました。

敵に塩を送る

【読み】 てきにしおをおくる
【意味】 敵に塩を送るとは、争っている相手が苦しんでいるときに、争いの本質ではない分野については援助を与えることのたとえ。

【敵に塩を送るの解説】


【注釈】 戦国時代、遠江の今川と相模の北条の両氏から武田信玄が、経済封鎖をされ塩不足で困窮していたとき、長年敵対関係にあった上杉謙信が武田信玄に塩を送って助けたという話に基づく。
【出典】 -
【注意】 「傷口に塩を塗る」と混同して、悪い状態の上にさらに災いをもたらすという意味で使うのは誤り。
誤用例 「彼にはひどいことをされたから、彼が弱っている今が敵に塩を送るチャンスだ」
【類義】 -
【対義】 -
【英語】 -
【用例】 「相手の弱みにつけこまず、敵に塩を送れるような男に育って欲しいという願いから、息子に『塩』と名づけた」

用例がちょっと。。という感じもしますが、要は敵の弱み につけこまず、逆にその苦境から救う。という意味の故事成語のようです。1567年武田信玄は今川氏との同盟を破棄し、東海方面への進出を企てますが、それに怒った今川氏は北条氏と協力し、武田領内への「塩留め」を行いました。武田の領地は甲斐・信濃(現在の山梨・長野)で、海に面していなかったため塩を取ることが出来ず領民は苦しみました。
 この事態をみて、武田の領民の苦しみを見過ごすことが出来なかったのが、信玄の好敵手上杉謙信でした。義を重んじる謙信は、越後から信濃へ塩を送り、武田氏とその領民を助けたそうです。
 このことから、敵対関係にある相手でも、相手が苦しい立場にあるときには助けてあげることを「敵に塩を送る」というようになったようです。

新潟、山梨が今でもなんとなく仲がいいのはこういった理由もあるのかもしれないなと思いました。



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